Live in Concert
01.The Ghost of Tom Joad
02.Vietnow
03.People Of The Sun
04.Bulls On Parade
05.Bullet In The Head
06.Zapata's Blood
07.Know Your Enemy
08.Bombtrack
09.Tire Me
10.Killing In The Name
Video Clips
11.Killing In The Name
12.Bullet In The Head
13.Freedom
14.Bulls On Parade
15.Memory Of The Dead
(Land And Liberty)
16.People Of The Sun

レイジアゲインストザマシーンのファンでなくても、これはロックファンとして買っておいて絶対に損のないビデオである。いや、この際酒の勢いを借り、ファンサイト管理人という微妙な立場をかなぐり捨てて言ってしまおう。いいから買え。世界最強のライブバンドと言われ続けた理由がすぐに分かる。10万人を越すと見られるオーディエンスのおよそ半数の人をモッシュさせているのだ。見栄をかなぐり捨て、必死で前方へ音を乞おうとする凄まじい蜘蛛の糸のような聴衆地獄絵図。ステージからお金をばらまいたとしても人間はここまでの行動は取らないのではないだろうか。
しかしそんな音圧に似合わず、これで始めてレイジアゲインストザマシーンの映像を見る人は彼らの見た目の普通さに驚くかもしれない。しかもメンバー個々の動きも、スタンダードな尺度からは決してカッコいいとは言えないものである。オタク度全開で手を必死にこねくり回してトリッキーなサウンドを鳴らすトム・モレロ。しかもトムはこの手漕ぎだけではなくて、地味に農耕馬の如き足漕ぎも物凄い。全身フル稼働で「スワン・ソング」を表現しようとでもいうのだろうか。「かき鳴らす」という言葉は彼のために作られたといってもおかしくない気がしてくる。よだれかけが必要なのではないかと思えるほど汗で首元を濡らし、必死に義務的なジャンプや足漕ぎを次々繰り出すその姿は、逆に「トムおじさん頑張って」という同情にも似たアピールでスリルを与えてくる。また、あり得ないほどマヌケ顔で首を振り、公園のハトの如くステージをのそのそ徘徊するティム。ドラムのブラッドに寄っていっては次はトムにのそのそ接近するその姿は、まるで本能を頼りに餌を求めて歩き回っているかのようである。
しかし逆に考えれば、格好を気にするようなアーティストでは音楽をやるにもどこか演奏やステージングに制約をつけ、レイジアゲインストザマシーンのような一線を超えたテンションのステージは恥ずかしがってプレイできないはずだ。レイジアゲインストザマシーンが明らかに他のニューメタルバンドと違う点は、ヒップホップに憧れてとりあえず服装から真似してみました、みたいな表面さがないところである。レイジアゲインストザマシーンにとっては、自分達のポジション以前にメッセージの訴求が最大限に効果を発揮できているかが重要なので、純粋にヒップホップという音楽の持つ破壊力だけに目を向けてるところが一線を画している。もはやスタイルとして確立されてしまったニューメタルバンドのスタイリッシュな絶叫とザックの絶叫とでは、テンションの差は比べものにならない。やはり、ダサくなければカッコよくなれない。レイジアゲインストザマシーンから得た教訓だ。

ちなみに私が発見した豆情報であるが、1.Ghost of Tom Joadと2.Vietnowのパフォーマンスの時、ドラムのブラッドは裸で演奏してたのにも関わらず次のショットでは急にシャツを着てたり、また次のショットではなぜか裸になっていたりするので、このビデオを持っている人はもう一度注意深く見てほしい。演奏は全く途切れている個所がなく、着替えられるはずがないので、おそらく2つの違うライブ映像のツギハギ編集なのではないだろうか。これは意図的に編集がバレるように作っておいたのか、それともただの校正ミスだったのか、 謎が深まるところであるが、こう考えると映像だけでなく実際はライブの生音源自体も後からかなり手を加えている可能性が高い。そういえば05.Bullet In The Headあたりの空の色もかなり映像編集っぽい気がする。ちょっとガッカリさせたかもしれないが、何はともあれオーディエンスのあの熱狂ぶりは本物なのだ。

2003/05/20

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